2016.07.03
ジャーナリストの志葉玲が、注目すべき記事を立て続けに書いています。
簡単に、引用・紹介しておきますね。
(イギリスの)EU離脱どころではない日本の岐路?民主主義からの離脱!?参院選の最大のテーマは改憲
(・・・)今、イギリス以上に日本が大きな岐路を迎えていることを、どれだけ理解しているだろうか。今、日本が直面している岐路は、EUからの離脱など生易しい。「国民主権」「基本的人権」「平和主義」という憲法の三原則を否定し、平和主義の民主主義国家からの離脱して、軍事独裁国家になるか否かという選択なのである。
「国民主権、基本的人権、平和主義、この三つを無くさないと、本当の自主憲法とはいえないんですよ!」―安倍晋三首相が会長を務める、政治団体の創生「日本」の研修会で飛び出した発言だ(上記の動画15分15秒から)。発言の主は、長勢甚遠氏。第一次安倍政権の法務大臣を務めた人
物である。(・・・)
〔コメント〕
今年の年頭の首相演説の内容からしても、当然、憲法改正がこのたびの選挙の争点になるはずですが、またもや与党はうやむやに・・・。直前には何を強調しようと選挙の結果は「白紙委任だ」とでもいうのでしょうか?
志葉玲の具体的な指摘は、しっかり検討すべきだと思います。
以下の記事も重要ですね。
やはり「人殺し予算」ー防衛装備庁がイスラエルと兵器の共同研究、「死の商人」化する安倍政権
防衛省・防衛装備庁が、イスラエルと無人偵察機(ドローン)を共同研究する準備を進めていると、共同通信や朝日新聞などが先月30日、報じた。2000年以降、イスラエルは、数年おきにパレスチナ自治区やレバノンなどに大規模な攻撃を仕掛け、女性や子どもなどの非戦闘員も多数殺傷している。
また、イスラエルは無人機を単に偵察目的ではなく、攻撃用としても使用しており、実際に無人機による攻撃は、パレスチナ自治区の人々にとっては大きな脅威だ。国際人道法違反を繰り返すイスラエルとの兵器の共同研究は、平和主義を掲げる憲法の理念に反するだけでなく、中東での日本のイメージ悪化と、在外邦人・企業などのリスク増大にもつながる。
〔コメント〕
安倍首相が、2015年1月、(湯川さんと後藤さんが人質になっているのを承知の上で)中東訪問を強行し、「対イスラム国協力関係」をアピールした直後、人質だった二人が殺害されたという事実を忘れてはなりません。
イスラエルとの兵器の共同研究は「はるかに悪質な協力」ではないでしょうか?